2014年02月18日
ビール4社、増収 高級路線が奏功 25年12月期連結
ビール大手4社の平成25年12月期連結決算が17日、出そろった。高付加価値商品の伸びや海外事業の円安効果などから、4社とも増収となった。ただ、4月以降は消費税率引き上げの影響も懸念される。各社は中元商戦を軸に高級ビールなどの新製品を投入しブランド力強化と需要拡大を図る。
「価値の高い品が求められているのは間違いない」
サントリーホールディングス(HD)の佐治信忠社長は17日の決算会見で、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の販売拡大に意欲を示した。飲料でも利益率の高い特定保健用食品に注力し、26年12月期は15%の営業増益を目指す。
またサッポロHDも17日、中元用やコンビニエンスストア向けに「エビスビール」の限定商品を5月に発売すると発表した。26年12月期の売上高は前期比5・5%増を見込んでおり特に「贈り手と受け手の双方に接点を持つギフト商戦」(サッポロビールの尾賀真城(まさき)社長)を主戦場とみる。
アサヒグループHDは、ギフト専用だった「ドライプレミアム」の通年販売を18日始める。キリンHDもギフト向けに高級ビールを発売するなどの施策で「主力の『一番搾り』のブランド力を高め」(三宅占二社長)反転を図る。キリンHDは飲料の販売増やブラジル事業の伸びで26年12月期は同1・6%増収を見込む。また、アサヒグループHDは海外事業の改善などから最終利益が過去最高の670億円となる見通しだ。
「価値の高い品が求められているのは間違いない」
サントリーホールディングス(HD)の佐治信忠社長は17日の決算会見で、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の販売拡大に意欲を示した。飲料でも利益率の高い特定保健用食品に注力し、26年12月期は15%の営業増益を目指す。
またサッポロHDも17日、中元用やコンビニエンスストア向けに「エビスビール」の限定商品を5月に発売すると発表した。26年12月期の売上高は前期比5・5%増を見込んでおり特に「贈り手と受け手の双方に接点を持つギフト商戦」(サッポロビールの尾賀真城(まさき)社長)を主戦場とみる。
アサヒグループHDは、ギフト専用だった「ドライプレミアム」の通年販売を18日始める。キリンHDもギフト向けに高級ビールを発売するなどの施策で「主力の『一番搾り』のブランド力を高め」(三宅占二社長)反転を図る。キリンHDは飲料の販売増やブラジル事業の伸びで26年12月期は同1・6%増収を見込む。また、アサヒグループHDは海外事業の改善などから最終利益が過去最高の670億円となる見通しだ。
Posted by amamiya at 11:12│Comments(0)